イベントTips:わっぱの恐竜ジオラマボックスの作り方

2024年5月10日

わっぱの上に、ジオラマの世界を表現したわっぱの恐竜ジオラマボックス

これまで取り扱いのなかったジオラマ用の材料を使って、恐竜の世界を作れるキットが新登場!難しそうに思われるかもしれませんが、実はかなり簡単に作れます。材料の組み合わせ方によって、それはもう自由自在なデザインに仕上げることができます。

セット内容や各材料について、作り方や制作例などをまとめてみましたので、参考にしていただければうれしいです。

 

セット内容

  • 曲げわっぱ 8個
  • 恐竜フィギュア 8体
  • ジオラマ粘土 約100g
  • 富士砂利 約250g
  • ジオラマスポンジ(7色セット)1袋

※イベント前に、小分け作業が必要です。

 

材料について

●恐竜フィギュア

ティラノサウルス・カルノタウルス・ギガノトサウルス・ブラキオサウルス
プテラノドン・スピノサウルス・パラサウロロフス・ステゴサウルス

この8体の恐竜のフィギュアセットです。
サイズ感としては、恐竜にもよりますが、体長約7~8cm×高さ3cmのものが多いです。

 

●ジオラマ粘土

その名前の通り、ジオラマ製作用の粘土です。
手軽に、本格的なジオラマ製作に活用できる造形素材で、手につきにくく、とても扱いやすいのが特徴。つぶつぶ感のある粘土で、練ったその後もその質感が残るので、土の表現が簡単にできます。芯材なしで、立体的な造形をすることもできます。

【製品名】ジオラマ粘土Diobase(ジオベース)

主成分:樹脂系中空体、石粉等
抗ウイルス加工(抗ウイルス成分配合)
・フィルムに記載された日付は製造年月日
・日本製

※使用後は、石けんでよく手を洗ってください。
※手や腕などに傷やはれ、湿疹などがある場合は素手で触らず、ビニール手袋などをご使用ください。
※体質的にかぶれやかゆみなどが出る方がいらっしゃいます。アレルギー症状が出た場合は、すぐに使用を中止してください。

 

●富士砂利

テラリウムや水槽のレイアウトなどにも使われる砂利。
サイズにはばらつきがありますが、おおよそ250g入っています。自然物の石を置くことで、より雰囲気が出るので、ぜひ使ってみてくださいね。

 

●ジオラマスポンジ

ジオラマスポンジは、草木や樹木、緑地の表現に使われる、カラーのスポンジ素材。
ディーブグリーン・グリーン・ライトグリーン・イエローグリーン・ホワイト・オレンジ・ピンクの7色、各2gのセットです。

もりっとした茂みや木を作ることもできますが、そこまでするのは難易度が高いので、今回は振りかけて使ってみましょう。

 

ひとり分の材料

  • 曲げわっぱ 1個
  • 恐竜フィギュア 1体
  • ジオラマ粘土 約12g
  • 富士砂利 約30g
  • ジオラマスポンジ 適量

 

準備するもの

  • 木工用ボンド
  • つまようじ(ボンドを塗る用)
  • 下に敷く紙
  • ウェットティッシュ
  • (必要な場合のみ)ビニール手袋
  • 糸やカッター(事前準備用)

事前準備について

まず、粘土を8等分にしましょう!
糸を回して切る方法が一番簡単ですが、粘土の状態によっては切りにくい場合も・・・その場合は、カッターで切り分けてください。もちろん、手でちぎってもらってもOKです。

一度封を開けると乾燥が進むので、できるだけイベント直前にカットしてください。前日までにカットされる場合は、カットした後に、ラップを巻いてビニール袋に入れてしっかりと口を閉じるなどすれば、問題なく使えます。

ジオラマスポンジは、事前に分けてしまうとこぼしたり飛んだりしてしまうので、使う時に好きな色を取りに来てもらうようにしてもいいかもしれません。

 

作り方

粘土をよくこねてやわらかくしましょう!
表面が少し硬い場合は、手のひらに少量の水を付けてこねるといいですよ。

ほとんど手に粘土は付きませんが、気になられる場合は、ビニール手袋などをご用意ください。また、粘土を触った後は、石けんで手を洗ったり、手洗いの環境がない場合は、ウェットティッシュで手を拭いたりしてくださいね。

好きな形に形づくって、わっぱに貼ります。
ただ丸めて置いたり、広げて貼るだけでもOK!火山のようにしたり、洞窟にしたり、自由にデザインしてください。

今回は、粘土を押し広げながら貼って、中央を盛り上げて火山の形にしてみました。

わっぱにそのまま押し付けるだけでもくっつきますが、乾燥するとはがれることがあるので、ボンドを塗っておいた方が安心です。

表面をなめらかに整えない方が、土らしい質感になります。また、恐竜の足跡なども押し当てて、付けることができますよ!

ジオラマスポンジを振りかけましょう。

スポンジを貼り付けたいところに、たっぷりめにボンドを塗って、振りかけます。必ず大量にこぼれます!!ので、下に紙を敷いてください。また、その紙にこぼれたスポンジを集めて、また振りかける、の流れで貼り付けます。

最後に、砂利や恐竜を配置して、ボンドで貼れば、完成!

粘土の完全乾燥には約1週間かかります(温度や環境によって多少異なります)。
とは言っても、そんなにやわらかい粘土ではないので、持ち帰り中に形が崩れるということはほとんどありません。乾燥すると、若干収縮します。

 

制作例

超簡単バージョン!
粘土を適当に伸ばして貼って、砂利を置いて、スポンジを振りかけただけ。特に凝ったことはしていないのに、それでも、これだけの完成度です◎

粘土をほぼこねずに丸めて置いて、周りにスポンジを敷いただけ。
粘土の表面を滑らかにしないほうが、よりゴツゴツとした岩の感じが出ます。

粘土を全く使わないバージョンもアリです!
砂利を並べて置いて、2色のスポンジを振りかけただけ。それでも、かわいらしいですね。

これは、一番凝ったバージョン。
立体感を出すために、砂利を並べて、その上に粘土を乗せて、洞窟のような形にしました。

雪が溶けて、洞窟から恐竜が出てきたよ、のイメージです。

プテラノドン・・・この子が一番難しいです。
本当は空を飛ばせたいし、木の上にとまらせたいのですが、木を作るのはかなり難易度が高いですし、粘土の分量が足りなさそうなので、諦めて、岩場に見立てた砂利の上にとまらせてみました。これはこれで、シンプルでかっこよく仕上がりました。

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それぞれの恐竜の生態を知っていれば、よりイメージを膨らませやすいですが、全く知識がなくてもOK!お花畑に恐竜がいる感じ、ゴツゴツとした岩場から出てきた感じなど、好きなイメージで恐竜と粘土、砂利を配置しましょう。使うジオラマスポンジの色によって、真夏の草原、新緑の山、桜の絨毯、雪山など、色々な場所を表現できます。単色で使っても、色を2~3色混ぜて使ってもいいと思います。

もし予算に余裕がある場合は、他にも木や人間などのフィギュアを組み合わせて使えば、さらにジオラマの世界が広がること間違いなしです。

さらに青系のジオラマスポンジがあれば、湖や恐竜の水飲み場が表現できるのになと思ったりしました。もし別でご用意される場合は、青色がおすすめです!(※当店では取り扱いなし)

凝ろうと思えば、いくらでも凝れてしまいますが、特に難しいことをしなくても、配置しただけで様になるのが、このキットのいいところです◎

 

持ち帰り方

ボンドで貼っているとはいえ、表面に乗っているだけのスポンジがこぼれてしまうので、必ず、ビニール袋などに入れて、お持ち帰りいただくようにしてください。底にダンボールなどの台紙を敷いておくと、安定します。

 

ご注文はこちらから

粘土の切り分けや材料の小分けなど、事前準備に少しお手間がかかってしまいますが、イベント参加者の方が自由な発想で作っていただける工作キットです。夏のイベント、恐竜イベントなど、幅広いイベントシーンでお使いいただければうれしいです。

砂利やジオラマスポンジなど、細かいパーツが多いので、小学生未満のお子様には難しいです。親子でのイベント、小学生以上のお子様向けのイベントにお使いください。

納期は、当店在庫が不足している場合は、入荷に3週間程かかります。万が一、メーカーで材料が欠品していただ場合は、さらにお時間をいただくことになりますので、大量注文の場合は、余裕をみてご注文ください。また、お気軽にお電話でお問い合わせいただければ幸いです。

わっぱの恐竜ジオラマボックス(8人分)
※材料の関係上、「8人分」セットでの販売ですので、ご注意ください。

  • この記事を書いた人

スタッフちっち

興味→子育て、おでかけ、キャンプ、小物、手芸。小学校・幼稚園教員、保育士免許をもつ。紙へのこだわり強め。最近手帳が書けていないことがストレス。

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