夏休みの自由研究、一体何をさせたらいいんだろうとお悩みのお父さんお母さん。
小さいころからダンボールを与えておいたら勝手に何か作っていた、とか、ラップの芯や牛乳パックが大好きとか、そんな工作好きのお子様におススメしたい、立体のすごろくが作れる材料が入った工作セット。
その名もアスレチックすごろく工作セット!!
それでは我が家の小1の息子に作らせてみた様子をレポートします。
端材がたくさん入った工作材料セット
この商品、木工工作キットメーカーが出している工作材料の詰め合わせで、他の工作キットを作る時に余った端材を中心に色々な材料がセットになっています。サイズいろいろ約280g分。
袋により材料の形や大きさにはかなりの個体差があると思われます。
さいころや、プレス板などいくつかは決まった形の材料がありますが、2つ買っても全く同じものは作れないと思っていた方がいいでしょう。
用意するもの
- ペン
- 必要に応じて絵の具
- 木工用ボンド(速乾性がおすすめ)
パッケージをあけてみた
確かに何か色々な形のものは入っているけれども・・・はっきりいってパーツがでかい!!
これじゃあパッケージ写真みたいに、すごろくのマスがたくさん作れないじゃない。
落胆する母。
しかし
そんなこと全く気にしない息子。
パーツを手にとり木工用ボンドでどんどん貼り付けて行きます。
大きなパーツは、背の高いものを作るにはぴったり。
小屋や橋、スロープにやぐら、パーツの大きさを生かしどんどん作られていく立体物。
速乾性の木工用ボンドを使用したので、立体部分も問題なく、すぐにくっつきました。
本当はベース板にあらかじめアクリル絵の具などで色をつけていれば時短で綺麗な仕上がりになるのですが、小1なのでそのあたりは無計画です。マスと思しき場所にどんどん番号を振っていきます。
えっそこが8でそこが9なの?
もう10マスくらいでゴールしてしまうんじゃ?
それすごろくとして大丈夫?
指令書く場所全然ないけど?
っていうか文字書く前に色塗っとかないとサンプル写真めっちゃシンプルになってしまう!
とか色々ツッコミどころ満載でしたが、ここはぐっと我慢。親が変に口を出すよりも勝手にやらせる方が良い作品になる…と信じて…。
3時間後、無事完成しました
シンプル(というか雑)すぎたので私がベース板の色を塗るのを手伝い、約3時間でなんとか完成。
スタートとゴールを入れても21マスしかないので、数回順番が回ってきたらゴールしてしまうのですが、ちょっとした仕掛けがあります。後述します。
コマも自分で作ります。さいころの数も自分で振ります。マイナスとか100とか、ありえない数を書いても面白いですね。
スたートとゴーる(笑)
途中、小屋の中にあるマスも。でも、この高さじゃコマが入らない(笑)
途中、海に落ちればアウト。スタートに戻らなくてはいけません。
案外少しの衝撃で海に落ちてしまうので、一本橋を渡る時は緊張します。
これ12っていう大きなマスですが、12,13,14っていう3マスにしておけば、長くスリルを楽しめたのに・・・・。そのあたりの助言は途中でしてあげればよかったかなあ…。
工作好きなお子さんなら放置可能
パーツを糸のこぎりでカットすれば、もっと細かいパーツをたくさん作れるので、余力があれば長いパーツを細かくカットしてあげてもいいですね。でも、あるものの中から工夫して作ることで創造力が鍛えられたりもするので、親御さんはあまり細かいことを気にしなくても大丈夫だと思います。
上記のように、材料としては、木工用ボンドと、マスに字を書くためのペン、色を塗るための材料くらいで、危ないものもないので、作成はほとんど子どもだけにお任せできます。
長い夏休み、自由研究をひとりでやってくれたら本当に助かりますよね!
ただし、マニュアルがないと作れないタイプや、決まったものを作りたいタイプの人にはあまり向かないキットなので、お子さんのタイプを見極めて選んでくださいね。
木でつくるビー玉迷路と比べてどう?
同じメーカーの工作材料である木でつくるビー玉迷路。
同じような工作材料ですし、値段もほぼ同じなので、どちらを購入するか迷われると思います。
両方小1に作らせてみた結果、より複雑な仕組みが必要なのはビー玉迷路です。ビー玉が通れる幅でパーツをくっつけなければいけないので、親が見ていない間に、狭い感覚でパーツをくっつけていれば、ビー玉が通り抜けられず、迷路として成立しなくなってしまいます。
その分、工夫のしがいがあるところで、うまく作ることができればビー玉迷路の方が工作としては面白いと言えます。そして作成時間はすごろくよりもかなり長くかかりました。
一方、アスレチックすごろくは、コマを人が動かすので、コマが通り抜けられなくても大丈夫ですし、マスの順番が滅茶苦茶でもいいですし(次はどこ??と探すのが楽しかったりもします)、小1でも問題なくひとりで作ることが出来ました。
むしろ、すごろくの場合、工夫すべきは工作よりもルールの部分です。さいころの数として一気にゴールできる数が振ってあったり、「スタートに戻る」が6分の1の確率ででたり、マスに色んな面白い指令が書いてあったりと、そういったルールの工夫を、親や兄弟、友達と一緒に考えれて作れば、より楽しくみんなで盛り上がって遊べるものに仕上がると思いますよ!コマに指令が書ききれない場合は、ルールブックを作るなどしても、自由研究としては面白いのではないでしょうか。
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